妄想8割

告知ください

「駆けはやぶさ ひと大和」開幕

 

初日の幕が開けました。

 

白虎隊に焦点を当てた「もののふ白き虎」、

斎藤一を主人公に据えた「瞑るおおかみ黒き鴨」に続く

もののふシリーズ最終章です。

 

 

詳しい感想はもう少し頭が落ち着いたら書きたいと思います。

いまは思考がまともにはたらいてなくて我に返っても「よすぎた…」と

頭の中で繰り返すことしかできなくなってます。

 

よすぎます。

3時間泣き通しです。

 

主演の花村くんもたまに滑舌が心配になれど演技とても上手だし

演じる中島登は今時で小生意気でビッグマウスだけど小心者で長いものにまかれる

すごく現代チックな男で可愛気があり、成長していく様が目に見えて

ヒーローではないけどもとても主人公でした。

 

目当ての青木玄徳演じる斎藤一は今作もまっすぐで意地っ張りで素直じゃなくて

強がりで飄々としていてオラオラしていて優しかった。

一作目では白虎たちの「憧れの対象」として存在していたし、

二作目では個人に焦点が当てられていて幕末を振り返って新政府軍として戦う中で

生きる道を見出すために葛藤しつつ剣を振るうわけだけど、

今作では主人公たち平隊士たちの上司・先輩として自らの葛藤はあれど

部下たちの背中を押す姿がありました。

相変わらず激しい殺陣での戦闘シーンもあり、笑いどころも多くあって

正直今回もめちゃくちゃおいしい役どころでした…

近藤勇がいることで、斉藤や土方のイメージが大きく変わりました。

近藤さんは本当にお父さんみたいで、斉藤とぶつかるシーンもお互いの強い

想いがあったからこそだし、土方とのシーンが美しく切なく、

的場さんの近藤さんすごくかっこよかった。

土方はもののふシリーズで一番いわゆる〝かっこいい〟キャラクターで

近藤さんがいなくなる前後での姿勢や顔つきや声色の違いが全然違くて、

「誠」を背負うことの重みをすごく感じました。

敬愛する近藤さんの死後ひとりで隊を率いて最後までうえだけを見て沈むわけで

だからこその「狼なぞどうでも良いと思うぞ」という言葉で斉藤を生かすために

解放したのかもしれない…とぐるぐるしてます。

 

前作が斎藤一個人にかなり焦点が絞られていたのに対して

今作は主人公中村を通してみる新撰組で、集団の美しさを目の当たりにしました。

 

 

 

 

シリーズ通しての台詞が多くあって、「この言葉にこんな意味が」と驚きがいっぱいです。

もののふ、瞑るおおかみのあのシーンの裏では…っていうところも散りばめられていて

前二作を観たうえで観劇しないと意味わからないこともあります。

劇中歌もかなり多くありますが、新曲だけでなく前二作で使われてた曲に

それをアレンジしたものもあり曲を通してリンクするシーンも多くてさらに泣けます。

ぜひ「もののふ白き虎」、「瞑るおおかみ黒き鴨」を観てから「駆けはやぶさ ひと大和」を観てください。

 

 

「もののふ白き虎」、「瞑るおおかみ黒き鴨」を観てから「駆けはやぶさ ひと大和」を観てください。

 

 

新撰組の話という時点で登場人物の死は避けられないし、近藤勇沖田総司土方歳三

各々のシーンがあるわけで、今作を観た後にはまた前二作を観ると見え方が

変わってくる気がします。

 

凄まじく素晴らしい舞台です、

観終わったときには胸がいっぱいで心から自然と立ってました。

 

 

とりとめもないけど初日感想でした。

書ききれないけど他の人物もキャストさんたちもすっっっっっごくよかったんだよ。

みなさんすごくすごくすごく良かった。

また改めて。

 

 

 

 

 

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